類似性

前に、「違い」について書いたけど、今日は、少し、共通点について。


世界には色々な国があって、文化も民族も宗教も違うので、国によって差異は当然大きいのだけれど、色々話していると、共通点も実は多い事に気づく。



例えば、ここ、ニカラグアでは今、雇用がないことが大きな問題らしい。


また、大学を卒業する人は多いけれど、教育によって培った専門性を生かさずに、違う職業に着いている人が沢山いる事も問題視されている。


例えば、
医師免許や弁護士免許を持っているタクシーの運ちゃん達。
生物工学を学んでから、スーパーのレジで働く兄ちゃん達。
経済学を学んでからレストランのウェイターをする姉ちゃん達。



でも、この問題って、ニカラグアだけの問題じゃない気がする。


日本でも似た様なこと起きてなかったっけ??

社会学部を卒業して、起業のシステム部門に勤めてたこのブログの著者とか(笑)



ちょこっと前ヨーロッパにいた時にも同じ事が起きてた。

雇用がない、自分の専門が生かせる仕事がない。






共通しているのは問題点だけじゃない。

人々の価値観の傾向も似てたりする。

例えば、都市部では、どちらかというと個人の自由を尊重する傾向にあり、地方では、どちらかというと家族の繋がりを重視する傾向にあったりする。


それは、今まで旅してきた、アジアの国々、ヨーロッパの国々、イスラム圏、アメリカ大陸、どこもおなじような傾向にあると思う。





細かい原因の考察やらはまた別の機会にするとして、単純におもしろいなー、と思う。



宗教や価値観が全くちがって、よく、何考えてるか全然わからん、って思う事もあるのに、こんなにも共通する部分もある。







そして、これまた、これはこれで、世界が良くなるポジティブな要因になり得るではないだろうかと思ったりする。




皆違う。けど、そのベースに、共通するものもある。

皆、雇用が欲しい。
皆、自分の得意分野で働きたい。
皆、家族が大事だ。
皆、お腹はすく。

皆、同じ地球の空気を吸って生きている。







その、ベースにある共通点に焦点をあてることは、世界を少しでも良くする上で、効果的なんではないだろうか。