正しさ、の定義

日本にいる時は携帯を持っていませんでした。

何故かというと、まあ、ちょっと遊び感覚で、携帯なしでも生活できるかどうか、というちっぽけな社会実験をしてみたかったんです。笑

一応社会人をしていましたが、1年くらい携帯なしで過ごしました。


まあ、別にそこらへんに公衆電話もあるし、特に問題はなかったです。
(僕的には問題はなかっただけで、僕に連絡を取りたい人には問題が大有りだった様で、色々おしかりを受けましたが。笑  さーせん!笑)




さてさて、そこで気づいた面白い事があります。(これは昔Facebookにも書いた事だけど。)


携帯がなくて、まあ一番困る時は、待ち合わせの時です。

「5時に渋谷ハチ公前で!」
「おっけー!」

「ごめんちょっと30分くらい遅れそう!」


これができないわけです。



なので僕は待ち合わせたら必ず時間通りにその場所に行くようにしてました。




だけど、友達は結構皆遅れて来る訳です。(僕は、時間にルーズなの、全然ありよ、的な人間なので彼らを責めるつもりは全くありません。ラテンタイムでいこうぜ。)




さて。



面白かったのは、遅れてくる人の二通りの反応です。

Type1:ごめんねー遅れて、携帯持ってないんだったもんね!ホント申し訳ない!
Type2: ってかなんでお前携帯もってねーんだよ、携帯もってねーお前が悪いよ!





さてさて。


そして、Type1と2では年齢層がわかれます。

ご察しの通り、Type1には年配の方が多く、Type2には若い方が多い。(もちろん例外もあるので一般化するのは危険ですが、一般的な傾向として、です。)





みなさんはどっち派でしょうか?





多分、今までの一般的な価値観としては、「正しい」のはType1だと思うんです。


「約束の時間に遅れる方が悪い」


でも、それって変わってきてるんです。



「携帯を持っていない方が悪い」






どっちが悪いとか良いとか、時代は変わってみんな時間を守らなくなった、とか、携帯があれば時間に遅れてもいいと近頃の若者は思ってる、とか

そんな事を言うつもりはないんです。





「正しさ」の定義なんて、時代によって変わる。



ということです。





だから、好きに生きましょう、と。


もしかしたら今「正しくない」ことも、そのうち

「正しく」

なるかもしれないんだから。