違い

高校の時、すごく辛かった事があった。

受験勉強とか、社会のレールとか、学校とか親の教育方針とか、まあ、そういう、ありがちなものだったけど笑


その時、誰も分かってくれない、なんて、いっちょまえに思ったりした。


でも、それは、ある意味正しい、と今思う。



人間、皆違う。誰一人同じ人はいない。

だから、誰も、人の痛みとか苦しみとか悩みを、完璧に、100%理解することはできないと思う。

誤解を恐れずに言うなら、「話せば分かる」わけではないと思う。


誰も自分の事を100%分かってはくれないし、自分も、誰の事も100%は分からない。

でも、それは悲しい事じゃない。むしろ逆だと思う。



分からない。

だからこそ、目の前にいる人が、自分には絶対に理解できない様な深い悩みや、暗い過去、重いものを背負っているかもしれないと思って、最大限優しくする努力をすることはできると思う。

それが取り越し苦労だったら、それはそれでいい。



相手と自分は違う、完全に違う、ということ。
理解しあえない部分もある、ということ。

それを理解することが、まずは第一歩だと思う。

それは、日本人でも、外国人でも、同じだと思う。





そして、違いがあるから、面白い。

違いこそが新しいもの、新しいアイデア、新しい創造の源泉だ。