否定しない

大学のときに、あるミュージカルをやった。

その時はまだ、人前に出てパフォーマンスするなんて恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がない頃で、ビビってた。

そのミュージカルから、感情を解放する事を学んだ。感情って表に出して良いんだって。

人前で喜びを爆発させたり、涙を流したりすることは別に恥ずかしい事じゃないんだって。





その事についてはまた今度書くとして、そこで、ある尊敬する先輩が言ったたことがある。一緒にそのミュージカルに参加した先輩。


「色々あるけど、まずYESで肯定してみることだよなー」

そのミュージカルの指導者達が、まずは参加者個人個人の内側にある、良いものを引き出そうとするスタンスを取っていたから。それを爆発させれば良いんだよ、って。




その時から、否定することをやめた気がする。

なにがあっても、「それいいじゃん!」「お、そんなのもいいね!」「お、そういうのもイケてるね!」って思うように心がけてきたし、言葉に出すようにしてきた。


そしたら、それが染み付いて、「なんでもいいんじゃない!」的な適当な人間になってきたけど、それは案外気に入っている。 意識的にやっている事だし。




昔は、物事のネガティブな面ばかりに焦点を当てていた気がする。ここが悪い、ここが良くない、だから改善の余地がある、みたいな。

それは、物事を「改善」してゆく上では良い事だ。




けど、やっぱり、まずは物事のポジティブな面に視点をあてて「それ、いいね!いけてるね!」から入りたい。


それから「じゃあ、どうしたらもっとイケてる風になるか考えようぜ!」ってしたい。








そして、それは自分についても同じ事だ。自分の嫌いな所、なんでこうなんだろう、なんでこうなっちゃったんだろう、って思う所、あるけど、それもまずは

「いやまあこんなんもありっしょ、これが俺だし!」

で良いと思う。最初は。







まず、否定しない。








万歳!! NOと言えない日本人!!!!