知的アナーキズムの勧め

以前、物事の優劣を判断するのは不可能である、という記事を書きましたが、これは、簡単に言うと、「あなたが正しいかもしれないし、でも僕が正しいかもしれない。あなたが間違っている可能性だってあるし、僕が間違っている可能性もある」、という、なんだかとても当たり前の事だと思います。



これは、精神衛生上とても良い。




まず、自分が絶対に間違っている、という証拠はどこにもないので、どんなに否定されたとしても、「いや、別に俺がまちがってない可能性もあるし」と開き直ることができます。


どんな偉い人や近しい人、権力者に否定されても、それが正しいなんて言う証拠はないのです。




でも、これは傲慢になることを意味しません。


それは、いつも自分が間違っているかもしれない、という謙虚な姿勢ももたらすからです。





なので、僕は、自分の意見を言う時には必ず末尾に「と思う」をつける様にしています。(酔っぱらったりするとできてない時もあるかもしれませんが。)






他人も否定せず、自分も否定しない。そう、最強の哲学です。



これを知的アナーキズムと呼ぶらしいです。