おもしろく生きる
高校のとき、
「おもしろくないサッカーをして勝つくらいなら、おもしろいサッカーをして負けた方がまだマシだ」
と言って、サッカー部を辞めた。
「楽しくない、面白くないから辞める」なんて、なんて無責任な奴だ、と周りから思われていたに違いない。
「勝つこと」が至上命題の体育系運動部員にしてはあるまじき発想、発言だろう。
「お前、楽しくサッカーやろうなんて思ってんじゃねーぞ」それが監督の俺に対する口癖だった。
でも、自分の判断は間違っていなかったと思うし、今もそれは変わっていない。
もし人生が楽しくないなら、何の為に生きているんだろう。
毎日がおもしろくないなら、毎日を生きる意味はなんなんだろう。
おもしろくもない毎日を80年生きるんなら、面白く1年生きて死んだ方が良いと今でも思っている。
でも、世の中には以外と楽しい事、おもしろいことが沢山あることが分かった。歳をとり、経験を積み、能力を高め、いろんな人と交流すると、もっともっと人生は楽しくなる事が分かった。
人生は楽しんでいいんだ、と自分に許可を出した時から。
マジメにマジメに、目標に向かって、未来志向で生きていると、今日を楽しく生きる、ということを時たま忘れてしまう事がある。
極端な話、人生、おもしろければ何でも良い。死ぬ間際に、お、俺の人生結構楽しかったな、と思えれば、それでいい。
おもしろく、生きていきたい。