僕のナンパ履歴① 〜ダイバーシティ〜
さて、こないだナンパの記事を書いたので、今までどんなナンパをしてきたかを少しご紹介しようと思います。
こないだ、ヒューストンに少しだけ滞在した時の事。
ヒューストンのホテルで暇すぎたので、早速、ナンパターゲット探しを開始。
するとホテルのロビーに首輪や指輪をじゃらじゃらしたイカツイお兄ちゃんを発見。おそるおそる、話しかけてみる。
「うぇあー、あーゆー、ふろむ??」
「アア??」
(やべ、英語通じねー、だめだこりゃ。)
「で、どんで、えす?」(一応スペイン語でも聞いてみる)
「インディア(インド)」(おお、通じた!)
(?でもなんでインド人なのにスペイン語喋るんだこの人?)
ということでスペイン語で会話開始。
で、色々話していると、彼は、インドからエクアドルに移民した人らしい。アメリカンドリームを目指して、南米チリに上陸し、北上したものの、途中で資金尽き果てエクアドルで小さな商売を始めて今に至る、ということ。
もう10年以上エクアドルで小さいレストランと洋服屋さんを経営しているらしく、スペイン語はペラペラ。子供もいて、彼等はスペイン語の方がベンガル語(彼の母語)より上手いらしい。
いろんな話をして話が弾んできたので、ちょっと飯でも食いに行こうか、となって二人で飯を食いに行った帰り。
道で、おばさんに声をかけられる。
「あなたたち何人!!!!???」(明らかに酔っぱらっている。そして車に乗り込もうとしている。)
「僕日本人ですけど」
「俺インド人」
「まあ、変なアジア人が二人でスペイン語で会話してるから何事かと思ったわ、それにしてもアジア人でそんなにスペイン語が話せるなんて珍しいのね、私も混ぜてよ!」
ということで三人で会話開始。どうやら彼女はグアテマラ人(スペイン語が母語)でアメリカに移民したらしい。
そんなこんなで、エクアドルにおける移民事情やアメリカにおけるラテン人のプレゼンスなどなど、色々話は広がり、楽しい一時を過ごしたのでした。
こんな時が、こないだ書いたHighの瞬間の一つです。
スペイン語を喋れなかったら、世界を旅していなかったら、出会えなかっただろう人と出会って、面白い事を喋る。
自分とは全く違う生き方をしている人と時間を共有して、自分がいかに世界の一面しか見ていないかを知る。
自分の世界が広がる。もうすこし世界が面白く見えてくる。
そして、もうちょっとだけ頑張ろうかな、と勇気をもらう。
ナンパしてよかった!
結論。
ナンパしよう。