ひとりぼっちになる勇気を
小学校のとき、担任の先生からすすめられて「心の日記」というのを書いていました。
その名の通り、自分の周りで何がおこったのかを書くのではなくて、自分の内側でなにがおこったのかを書く日記です。
その日記は、時たま、本人の許可を得て学級新聞でクラスに共有される、というシステムでした。
あるとき、クラスでいじめ騒動がおきました。
そんなとき、あるクラスメイトの一人がこんなタイトルの日記を書きました。
「ひとりぼっちになる勇気を」
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周りの人達と仲良くし、楽しい人生を生きてゆく事はとても大事な事だと思います。それができることはとても大事な能力だとも思います。
それは、「迎合」、というようなネガティブな言葉で表されるべきものだとも思いません。
それは、「共に生きる」、という、簡単なようでとても難しいことを実現する能力でもあると思います。
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でも、
「ひとりぼっちになる勇気を」
この言葉は、何故か心の奥底に隠れていて、たまに姿を現しては自分の人生の大事な決断に大きな影響を与える、厄介な奴でもあります。その言葉をくれた厄介な奴と共に。
でも、そんな奴が、僕は結構好きだったりします。その言葉をくれた奴と共に。
「ひとりぼっちになる勇気を」
きっと、これからも付き合っていく、大事な奴かもしれません。そう、繰り返すけど、その言葉をくれた奴と共に。
そして、もう一つ
Don't worry.
「ひとりぼっちになる勇気」を持ってる奴は、ひとりだけじゃないから。