広告は騒音か?

さて、ひさしぶりに日本に帰ってきて、電車通勤なんか真面目にしちゃってるわけですが、毎日生活していく中で、今まで(いわゆる、発展途上国に住んでいた今まで)と大きく違うなーと思う事があります。



それは、「広告に接する機会が圧倒的に多い!」ということです。



街を歩けば看板がいたる所にあり、電車に乗ればつり革広告、プラットフォームではホームの向こうに広告、最寄り駅から家まではモールの中を通るので、またまたいろんなショップの広告。


日々生活する中で、広告に接しない事はまず不可能です。






まあ別に、見なければ良いし、気にしなければ良いのですが、そうはいってもこれだけ回りに広告があれば見ない訳にはいかないし、深層心理に影響がある気がします。(多分そういう心理学の研究はあるはず。)


広告に毎日接する事で、何かしら、私たちのものの考え方は影響を受けているはずです。









さて、とすると、「広告は騒音と同じだ」と考える事はできないでしょうか?





もし、1日中いろんな所(電車の中とか、公道とか)で、自社の商品を宣伝する為の歌やうたい文句が流れていたら、騒音だ!と思う人もいるはずです。


でも、これだけ周りに広告があって、ほぼ「広告を見ない」ということができない状況にあって、広告は視覚的な騒音だ!と言う人はあまりいない様な気がします。



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一般に、日本は、音に対してとても敏感な社会だと思います。中南米とかって、平気で夜中までサルサ爆音でかけてるし、それに対してあんまり苦情もでません。(もちろん、度が過ぎる場合、でることもあります)

でも、日本では、日中であってもあまりに大きな音を流す事は迷惑になるとしてはばかられると思います。(場合によっては警察呼ばれる?)(あ、でも、選挙カーには寛容だな。。。笑)

夜中にうるさくしようものなら、大変です。








一方、Mental Noiseに関してとても寛容な社会だなあ、と思います。(良い悪いの価値判断はおいておいて。)たとえば、コンビニにエロ本とかが普通においてあったりします。そういうことは、他の国ではあんまりみかけないような気もします。(僕の経験則ですが。。。)



なんでなんでしょう?



そのうちだれかが「広告は騒音と同じだ!」と訴えたら、勝ったりするんでしょうか?






コメントや意見、反論やいちゃもん、歓迎します。笑

(別に僕は広告が悪いとかいってる訳じゃ全然ありません。価値判断はとりあえずおいといて、という話です。)


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ちなみに、聴覚へのノイズ(騒音)と、視覚へのノイズ(広告)の違いについて、ありそうな意見を下に考察してみます。


1:広告は見なければいけど、騒音は否応無しに耳に入ってくる

→まあそれはそうなんですが、上にも書いた様に、広告を見ないで1日を過ごすのはかなり難しいような。。。そんなこといったら、騒音だって、1日中耳栓して歩いてれば気にならないでしょ?笑



2:広告はPrivateなスペースに設置されてるだけだけど、騒音は公共の場所や、他の人のPrivateなスペースにも進出してくる。

→たしかにそうですが、公道を歩いてる時に広告って否応無しに目に入りますよね?そしたら、結局、広告が公共の場に進出してることになりません?



3:いや、ってか騒音も広告と同じくらい最近町中に溢れてるんじゃね?

→あ、たしかに。新宿とか渋谷いったら、なんか大型スクリーンからいろいろ聞こえますしね。じゃあ問題は、住宅街でやらなければいいってことか?だったら、電車の中とかホームで、宣伝のうたい文句流しまくるのはアリってことか?





おしまい。